ページ

★小学校外国語 5年生 We Can!1のUnit3の評価文例(所見)です。

今回は、

小学校外国語 5年生 We Can!1のUnit3の評価文例(所見)です。

このユニットのポイントは、

単元最後の活動(TASK)を将来のなりたい自分のために今学ぶべきことを考えて時間割を作成して、それを提案するというものに設定して、単元を通してそれにふさわしい情報を話したり書いたりできるようにしていくといったところだと考えます。


将来を考えることでキャリア教育としての位置づけもしやすい単元とすることができます。


ただ全員が将来つきたい職業を決めているわけではありません。これまでの私の経験ではクラスの3分の1が決めている、3分の1がなんとなく決めている、3分の1がまだ決めていない。といった場合が多かったです。


また、まだ決めていない3分の1のうちの3分の1は、考えても決められない、といった感じです。そういう時は私は「職業でなくても、どんな人になりたいかを考えてみてもいいね」と伝えます。将来人に親切にしてあげられる人だとか、世界中でグローバルに仕事をする人、地元の町で生きていきたいというのも立派な将来だと思います。


そういったアドバイスは、将来の職業をすでに決めている子たちも、もう一度考えてみるきっかけにもなります。


また、考えても考えても思い浮かばない子には、「今、好きなことは何かな?」という考えも有効でした。
「テレビゲームが好き」→ゲームを作るプログラマー、またはゲーマー(最近はe-sportsも注目されています)、デザイナー、パッケージ、広告。。。というように、好きな事を仕事につなげることができるということも感じてもらえます。
外国語の時間は英語をマスターするだけでなくそんな人間としての幅(言いすぎかな)のようなものも広げていってほしいな、と感じる今日この頃です。


今回の思考力・判断力・表現力の話す・書くの項目が2バージョンあるのは、職業が決められた子用と、職業までは決められなかったけれどなりたい自分を決められた子用です。







 評価文例(通知表)



5年生 Unit3


1 知識・技能


(1)聞くこと

Unit3では、~を通して教科や曜日などを含む時間割りについての話を聞いて理解することができました。




(2)読むこと

・Unit3では、教科や曜日などの英単語を読むことができました。
 ・Unit3では、活字体の小文字を識別して読むことができました。




(3)話すこと(発表)
  
 Unit3では、~を通して教科や曜日などを含む時間割りについて話すことができました。






(4)話すこと(やりとり)
 
 Unit3では、~を通して教科や曜日などを含む時間割りについて尋ねたり答えたりできました。




(5)書くこと
 
 Unit3では、~を通して時間割に関する簡単な語句を書き写すことができました。





2 思考・判断・表現


(1)聞くこと

 Unit3では、学校生活に関するまとまりのある話を聞いて、おおよその内容をとらえることができました。



(2)読むこと
 
 なし




(3)話すこと(発表)

  ・Unit3では、将来就きたい職業のためのふさわしい時間割を自分で考えて作成して、それについて提案することができました。



 ・Unit3では、将来~な人になるためのふさわしい時間割を自分で考えて作成して、それについて提案することができました。




(4)話すこと(やりとり)

 ・Unit3では、将来就きたい職業のためにふさわしい自分で考えた時間割を基に教科や曜日について尋ねたり答えたりすることができました。

・Unit3では、将来~な人になるためにふさわしい自分で考えた時間割を基に教科や曜日について尋ねたり答えたりすることができました。



(5)書くこと

 ・Unit3では、ある職業につくためにふさわしいと考えられる時間割を作成するために必要な情報を選んで書き写すことができました。
 ・Unit3では、将来~な人になるためにふさわしいと考えられる時間割を作成するために必要な情報を選んで書き写すことができました。





3 主体的に学びに向かう態度

Unit3では、~を通して相手に伝わるように、時間割やそれについての自分の考えを伝え合おううとしました。

Unit3では、~という課題に対して意欲的に学習に取り組もうとしました。








少しでもお役に立てればうれしいです。







2020年度からの新学習指導要領の小学校外国語科・外国語活動では、3つの観点と5つの領域があります。







観点だけを考えて授業計画をしたり評価をしたりという事は難しい面があります。観点の中で、領域ごとの視点を明確にすることでその単元での目標やそれに対する評価がはっきりすると考えています。



  



また、すべての観点と領域を一つの単元で網羅することには難しいものがあります。



  



実際に3年生の初期や高学年でも読むこと書くことについては、思考力を伴う活動というものは、評価できるほどのものにはなりにくい単元もあります。







さらに「読むこと」「書くこと」については中学年では大きくは求められていません。







そのようなことなどもふまえて、実際に評価できそうな部分について書き上げています。そして、同時にこのような評価ができる授業を計画することも必要です。「~を通して」の部分は、実際の授業の活動を明記することを想定しています。







 まだまだ改善できると思います。お気づきのことがありましたら教えてください



↑他の学年や単元はこちら↑



0 件のコメント:

コメントを投稿